生活の中から「これでいいや」というものを減らしていく。
僕はそんな思いを持って活動しています。
もちろん、ゼロにすることはできないと思いますが、1つでも多くこれでいいやを減らすことができれば、「おぉ〜」と思える瞬間が増えるはず。小さな感動かもしれませんが、あるとないとでは大違い。
家の中を見回したら、めちゃくちゃ「これでいいや」なものがハンガーでした。いま着ていない服の収納道具ですからね。服を掛けるという機能さえ果たしてくれればいいやとなりがち。
でも、歳とともにちょっと良い服も欲しくなりますよね?
(良い服というのは、価格や知名度だけではなく、自分のお気に入りも含みます。これでいいやの服ではないという意味です。)
人に見られている時は綺麗に着こなすけれど、いざ家に帰ると不揃いなハンガーにというのが、違和感を感じずにいれませんでした。不揃いな中でも、お気に入りの服はこのハンガーと決まっていたり。
だったら、クローゼットのハンガーを全部統一しようと思ったのがハンガー探しの始まり。揃えただけで一気におしゃれになるから。
が、ハンガーは種類がたくさんあります。
滑り止め付きで人気のマワハンガー。高級感のある木製ハンガーに、アンティーク加工されたスチールハンガーや、厚みを持たせたプラスチックハンガーなどなど。
ちなみに、vanillaに在籍している時に木製ハンガーを別注して、vanillaオリジナルとして販売していたこともあります。
木製ハンガーは家具といってもいいくらい雰囲気が良いので人気があったのを覚えています。揃った時の綺麗さは間違いなく、エイジングも楽しめるでしょう。
ただ、結構重い…汗
木製ハンガー10本に服を掛けると、家庭用の一般的なハンガーラックではちょっと心もとない感じです。
最終的に、工場から素材の廃盤の連絡があり、やむなく終了。天然素材によくあることですが、購入いただいたお客様に申し訳ない気持ちになりました。
そんなこともあり、いろいろなハンガーを使って試してきました。自分が納得できるまで。
第一に美しいこと。
服を掛け時も美しく、掛けていなくても美しい。ゴブレットと同じアイドリングビューティーの考え方。
次に軽いこと。
木製ハンガーの半分くらいの軽さが理想。
そして、耐久性があること。
簡単に折れたり錆びたりしないこと。
最後に、何年経っても同じものが手に入ること。
そうじゃなきゃ統一できませんからね。
これらを全部クリアしたと言えるのが、あのステンレスハンガーでした。
実はアパレルショップでよく採用されているもので、主役となる洋服を引き立てつつ、その美しいフォルムが特徴的。Tシャツさえもとても高級感のあるものに見えてしまいます。ショップで使われてるのも納得。
ohでは、メンズ用の42cm幅と、レディース用の38cm幅を取扱中。
まずは1セット(3本入り)で、ステンレスハンガーのおしゃれな雰囲気と軽さを体験されてみてはいかがでしょうか。自信をもっておすすめします。