しばらく使ってみて、
良いものだけを置いています。
oh(オー)は、インテリアデザインの世界で生きてきた2人の店主が運営するデザインショップです。並ぶ商品は、あまり多くないですが、物との出会い、ストーリーを読みながら、ひとつずつ、ゆっくりご覧いただけるお店になっています。暖かい飲み物を片手に、ゆっくりご覧ください。
折りたたみ可能なコンテンツ

商品はこうやって選んでいます
ohの商品は、店頭並ぶまでに少し時間がかかります。大体半年位でしょうか。
随分、時間がかかるなぁ…と思われるでしょうが、実は、その期間のほとんどが「実際に使っている時間」なんです。
お、いいかも。
しばらく使って、う〜ん。
やっぱりやめる?
またしばらく使って、やっぱりいいな。
これを繰り返します。
物は半年位すると、生活に馴染み、ようやく本性を現します。その姿を実感するまで使い続ける、これがohの商品選び。
次々と発売できなくて、すみません。
パッケージについて
パッケージは、物との「はじめまして」の印象を決める大切なもの。
一方で、主役の商品を取り出した後は、高い確率でゴミになってしまうのも事実。
ohでは、ゴミになるものにできるだけコストをかけないことを選びました。でもそれは、簡素なパッケージで割り切るのではなく、再利用可能な資材を使いながらも「これならいいかも」という姿に仕上げることでした。
自分用にはもちろん、ちょっとしたプチギフトとしてそのまま渡せるパッケージに。そして、商品を出し終わった後は、緩衝材として再利用できること。
この2つを叶えるような絶妙なバランスのパッケージでお届けしています。
もちろん、パッケージデザインがしっかりした既製品はそのままの姿で。
店主からのメッセージ
インテリアショップで働いていた時、デザイナーズ家具を手に入れたお客様から「何か物足りない気がする」と、よく相談を受けました。
オシャレな家具を揃えて、なぜ?と疑問に思うこと数年。判明したのは「これでいいや」と選んだ、その他の物が多いこと。そして、僕もそうでした。これが、ohを始めようと思ったきっかけ。「これでいいや」を減らしたい。「これがいいな」が見つかるショップを目指しています。 村上博
コロナ禍を経て、今私達を取り巻く暮らしに必要なのは、機能や優越感ではなく、「心が響くかどうか」ではないでしょうか。そんな物の多くには似通った特徴があります。それは、奇抜ではなく、目が潤うような、優しい美しさを持つもの。そして、親近感が湧くストーリーがあり、それを使い・眺める事で、等身大の自分を映し出してくれるようなもの。今私たちは、そんな物と生きて行きたい気分なのです。 和田健司
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村上 博
1977年生、2児の父。デザイン制作会社でweb制作を経験し、その後イームズチェアに心奪われインテリアショップvanillaへ。16年間オンラインショップの運営をメインに、カリモク60やHermanMillerを全国に販売。バイヤー兼オリジナル商品開発も担当。ゴブレットマグや826UNIT家具、バニべこなどをデザイン。2022年12月、ohをスタート。
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ワダ ケンジ
コンセプター。1980年生。幼少期をロンドンで過ごす。愛知県立芸術大学卒後、オランダDesign Academy EindhovenにてDroog Designハイス・バッカー氏に師事、コンセプチュアルデザインを学ぶ。同大学院修士課程修了。大手広告代理店勤務を経て、(株)デザインの研究所を設立。製品や事業に新たな意味を与え、コンセプトの力を社会に表現しつづけている。Red Dot Award2020受賞。愛知県立大学非常勤講師。