ハマってしまうと何でも集めてしまう癖、ありませんか?
僕は30代半ばくらいまではそうでした。
特に一生物。
この言葉にめっぽう弱い。本来ならそれ1つで一生と言えるくらい長く使えるのに、2つ3つと増やしてしまうのです。しかも似たようなものばかりを。
手に入れた時の達成感や優越感が気持ち良かったんですよね。物に惚れたというより、ブランドが好きという心理だったと思います。
いったい何百年生きるつもりだったのでしょう。
無意識の断捨離
ちょっと前のことですが、これまで買ったものを見直したところ、意外に残っていないことに気がつきました。無意識に断捨離をしていたのだと思います。
逆に、残っているものはめちゃめちゃお気に入りばかりで、かなりの頻度で使っています。
お気に入りかどうかを決める基準は何か。それは、好きと思えるかどうか。たったこれだけ。
なんやかんやのウンチクよりも、心がときめいたかどうかが一番大事。
その理由を、ある本を読んで納得させられました。
カリフォルニア育ちの女性が、パリに交換留学した時に感じたことを書いた、あの有名な本です。
この本、ohのコンセプトに似ているなぁと思ったのです。
「これでいいやを、これがいいなに」がサブタイトルなんじゃないかと思うくらい、ドンドン腑に落ちる感覚が楽しくて、すらすら読み進めました。
特に洋服の選び方のくだり。
僕も洋服が好きなので、この本に登場するパリのマダムの言葉がグサグサと刺さります。
ざっくりお伝えすると、フランスの方はお気に入りの洋服を、上下合わせて10着しか持たないそうです。(春夏、秋冬でそれぞれ10着、下着やインナー、アウターや小物は除く)本のタイトルそのものですね。笑
節約とか我慢という話ではなく、ミニマリストになろうという話でもありません。
自分のスタイルを確立して、毎日お気に入りを身につけることが幸せであるという内容です。
そのため、クローゼットはとても小さく、ウォークインなんて必要なく、ハンガーも10本あれば十分。という内容でした。
服好きな僕のワードローブが意外に少ないのは、「お気に入りしかないから」かも。
きっと僕のスタイルも確立しているんだろうなと思ったのです。
ちなみに僕は、お気に入りの服はお気に入りのあのステンレスハンガーに掛けています。自分で販売しているアイテムだからではなく、マジで気に入っている道具だから。
服が多すぎるとちょっと躊躇するアイテムですが、気にっている服たちは素敵なハンガーに掛けて、着ていない時にも綺麗に見せたいのです。
まだ使える、
結構高かったから、
流行りのブランドだから、
貰ったものだから、
とりあえずこれでいいや、
そんな服はどんどん手放してきました。
これって、服に限った話ではないですよね?
食器も同じだと思ったのです。
埃を被らない食器たち
食器棚の奥の方に、しばらく使っていないお皿は眠っていませんか?
年に1回くらい出番があるかもしれないからと思って取っておくと、どんどん物が増えていきます。いざ使おうと思うと埃だらけだったり。
手放すのは心惜しいかもしれませんが、お気に入りだけが残って、それを毎日使う生活は実に気持ちが良いものです。
前回いつか使ったか分からないものは、思い切ってお別れしてみてはいかがでしょう?
逆に、残ったものはサイズ違いや色違いも検討しても良さそう。
だって、気に入っているものだから。
必然的に使用頻度が高く、埃をかぶる暇もなく、キズも増えてくることでしょう。でも、道具のキズって美しいと思いませんか?
狙っては出せない愛用の証。ピカピカの新品よりも遥かに愛着を感じるはずです。
普段からちょっと良いものを使う
安いものを選ぶと、壊れてもいいや感から扱いが雑になります。また、傷が愛着に見えてこないでしょう。
逆に、あまり高級すぎると扱いが慎重になりすぎて疲れてしまいます。やがて出番が減ってしまいます。
ちょっと良いものを選ぶ。
できれば一点モノではなく、買い足せるもの。
一気に揃えるのが難しい時は、少しずつ入れ替えていくのがおすすめです。
たったこれだけで、なんだか心が満たされた気分になるから不思議。
ぜひ、ohの商品ページにあるレビューをご覧ください。みなさん同じようなことを書いてくれています。
実はプロ仕様
ohで扱う商品は、実はプロ仕様です。そのため、レストランやビストロから大量の注文をいただくこともあります。丈夫で使い勝手も良く、かつデザインもシンプル。それでいて割とお手頃な価格帯。
それがちょっと良い物の証です。
一生物と言えるかどうかわかりませんが、間違いないのは、人生は短い。
これでいいやなものでなんとなく過ごしてしまうのは、ともてもったいないと僕は思うのです。
高いものか安いものか、価値があるかどうかといった、顔も知らない世間の評価ではなく、自分が好きかどうか。
そんな視点で物と暮らしてみてはいかがでしょう?
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